脱出ゲームとは何か?その面白さについて語りたい
みんな、「脱出ゲーム」って知ってるかな?
最近はイベントや施設などで「リアル脱出ゲーム」が流行してるから、名前を聴いたことがある人や、気になっている人は多いと思う。
今日は、ゲームおじさんが「脱出ゲーム」について解説しちゃうよ?
「脱出ゲーム」はアドベンチャーのサブジャンル
「ADV(アドベンチャーゲーム)」は、ゲームの主要なジャンルの一つだ。
「アドベンチャー」っていう言葉から、「スーパーマリオ」のような躍動感のあるゲームを思い浮かべる人は多いと思うし、それも間違っていないんだけど、実は「アドベンチャーゲーム」という括りは、テキストと絵で構成された作品を指すときによく使われるんだ。
ドラクエのシナリオを書いてた堀井雄二の出世作、『ポートピア連続殺人事件』なんかが、そういうイメージとしてわかりやすいかな。
(エニックス、1983年、ポートピア連続殺人事件)
セリフや説明などのテキストが出てきて、画面を切り替えながら進めていくゲーム、それを「アドベンチャーゲーム」って呼ぶことが多いんだ。もちろんアクション性があるから「アドベンチャー」と呼ばなくなるわけではないけどね。
そして、「脱出ゲーム」というのは、何らかの閉じ込められた状況から「脱出」するアドベンチャーゲームのこと。そのまんまだね。
アドベンチャーの中でも特に、「脱出」するゲームがよく作られ、それが面白くて人気も出たもんだから、「脱出ゲーム」という言葉が広く知られ、頻繁に使われるようになったんだ。
脱出ゲームの草分け『クリムゾン・ルーム』
『脱出ゲーム』がブームになり、それが広く知られるきっかけになった作品が、高木敏光氏が一人で制作し、Flash用のゲームとして公開した『クリムゾン・ルーム』だ。
密室から脱出するゲームなんだけど、日本語版のみならず英語版もあって、大ヒットして世界中からアクセスされた。
ちなみに、「Flash」ってのはWebブラウザでゲーム等を機能させる仕組みで、当時はすごく流行っていた。要はブラウザゲームだね。(プラグインのインストールは必要だったけど。)
(高木敏光制作、2004年、クリムゾン・ルーム)
公式サイトには以下のリンクから行けるよ↓
CRIMSON ROOM | クリムゾン・ルーム公式サイト | ゲーム版『クリムゾン・ルーム』
ニンテンドーDSとかにも移植されてたし、今遊んでも色褪せない面白さがある。
スマホで脱出ゲームが頻繁に!
脱出ゲームは、開発者目線で言えば、あまりリッチな機能を実装せずに、臨場感のあるものを作りやすいわけよ。
だから、スマホのアプリゲームで、色んな人気脱出ゲームが生まれてきたのも納得できる。
僕の個人的な好みを言えば、「IzumiArtisan」のゲームなんかがけっこう好きよ。
スマホを持ってる人は、「rain」とかやってみると面白いと思う。
インストールは以下のリンクからできるよ↓
rain -脱出ゲーム- - Google Play の Android アプリ
スマホの画面いっぱいに画像を表示できるのでわかりやすいし、世界観も演出しやすい。
いつか僕も脱出ゲームを作ってみたいね。会社じゃなくて個人的に制作しようとも思うけど、絵が苦手だからなあ。
リアル脱出ゲーム
「リアル型脱出ゲーム」とも言うね。(「リアル脱出ゲーム」という言葉は「SCRAP」という会社が商標をとっている。)
まあ、リアルで脱出ゲームを体験しようという試み。ちなみに、ゲームおじさんは非リアなのでリアル脱出ゲームを体験したことは一度もない。
もともと一人称視点のゲームだから、体験型ゲームにしやすいのだと思う。
FPSゲームを「リアル」にするわけにはいかなくても、「脱出ゲーム」なら平和なものだし、アトラクションとして成立しやすいからね。
僕もいつか、彼女などができたら、一緒に脱出ゲームを体験してみたいよ。
長年のゲームで培ってきた謎解きの"カン"ってやつを見せてあげたい。
というわけで、今回は「脱出ゲーム」のお話でした。
スマホで手軽にできる作品が多いので、みんなも気が向いたらやってみてね!