やる夫スレから始まった小説『ゴブリンスレイヤー』を紹介
ゲームおじさんだ。
今日は、面白かったライトノベルについて語る事にしよう。
紹介するのは、『ゴブリンスレイヤー』。
- 作者: 蝸牛くも
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: Kindle版
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略称は『ゴブスレ』、ひたすらゴブリンを殺す話だ。
2chやる夫スレが始まり
実はこの小説、「2ちゃんねる」の「やる夫スレ」が始まりなんよ。
みんなは、この「やる夫」っていうAA(アスキーアート)で描かれたキャラクター知っとる?
コイツのことよw
悪質なゲームメディアのせいで、「やる夫」や「やらない夫」のイメージは地に落ちとるかもしれんけど、コイツらは何も悪くないからね?
そこだけは勘違いしないで欲しいね。
「やる夫」ってのは、2ちゃんねる公式?キャラクター的な立ち位置で、ニコニコ動画における「初音ミク」みたいなもんやね。
で、昔は「やる夫スレ」ってのが流行っとって、みんながAA(アスキーアート)を自由に組み合わせて、色んなお話を作って遊んどったんよ。
その「やる夫スレ」の人気作の一つに、『ゴブリンスレイヤー』ってのがあったんや。
詳細は、「やる夫Wiki」や「アニヲタWiki」にまとめられとるから、リンク貼っておくよ。
ゴブリンスレイヤー | やる夫 Wiki | Fandom powered by Wikia
ゴブリン殺すべし
元ネタは『ニンジャスレイヤー』らしいね。
世界観は、「RPG」とか「TRPG」のような中世ファンタジー。
主人公である冒険者(ゴブリンスレイヤー)は、その名の通り、ひたすらゴブリンを殺すんよ。
もうゴブリン絶対殺すマンなんよ。
「ただゴブリン殺しとるだけやん?」って思われるかもしれんし、実際そうなんやけど、でも面白いんよね。
『ゴブリンスレイヤー』に出てくるゴブリンは、ただのザコ敵じゃなく、ものすごく見窄らしくで邪悪なヤツらなんよ。
男は殺すし、女は死ぬまで嬲るような、悪意の塊みたいな生物。
一匹一匹の戦力は弱いけど、集まるとめっちゃ厄介。そして、他の生物の雌をさらってすぐに増える。
そういうゴブリンを、主人公は殺しまくるんよ。
やる夫スレの投稿から小説家デビュー
やる夫スレを立てた「◆CoNaNQHQik」氏は、周囲からの勧めで、「蝸牛くも」というペンネームで、『ゴブリンスレイヤー』の小説を書き「GA文庫大賞」に投稿する。
『ゴブスレ』自体はそこそこ良いところまで行ったけど落選で、それを諦めずに、時代小説なんかも書いて、最終選考くらいまで残ったらしい。
その後、なんやかんやで『ゴブスレ』のやる夫スレが編集者の目に留まって、書籍化 → 大人気ってわけよ。
AAを投稿して人気になるだけで終わらずに、自分で文章書いて「小説」って形にするところがスゴいよね。
ゲームおじさんも、ライトノベルはたくさん読んでるし、小説を書いて挫折した経験もあるから、そのスゴさがよくわかるわ。
漫画版は無料で読めるよ!
小説のコミカライズが、「ガンガンONLINE」で連載されとって、最新話と、第1話、第2話は、無料で読めるようになってる。
無料のところだけでも、とりあえず雰囲気はわかると思うので、気になったら読んでみてや。
(ただ、残酷な描写、猟奇的な描写があるので、苦手な人は注意してや。)
ゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
- 作者: 蝸牛くも(GA文庫/SBクリエイティブ刊),黒瀬浩介,神奈月昇
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: Kindle版
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小説版のほうは、4巻、5巻と続いていて、ひょっとしたらアニメ化もあるかもわからんね。
でもまあ、仮にアニメになっても、お昼にテレビで流れることは絶対にないやろうねw