ソーシャルゲームに数億円も課金してしまう人の心理
ヤッホー! ゲームおじさんだよー!
最近、不景気な話が多いよね。あの東芝が1兆円以上の赤字とか、日本どうなっちゃうんやろ?
少子高齢化とか、社会が弱っていく中で、ゲーム業界だけは景気が良いよねえ。
でも、「たくさん売れる=儲かる」というのではなくなって、「一部の人に気に入られる=儲かる」ってみたいな感じになってる。
例えばだけど、以前ネットで話題になったのが、『戦国炎舞 -KIZNA-』ってゲーム。
もう3年以上も運営してる、戦国系スマホゲームの老舗やね。
(戦国炎舞 -KIZNA-、Sumzap Inc.)
これで、数億円課金したビックプレイヤーが引退したときに、一時期みんなが騒いだよね。
こういうこともありつつ、大勢にインストールされなくても、一度に大量に課金してくれる太客(ふときゃく)をつかめば、ゲーム業界はやっていけるようになったんや。
今ソーシャルゲーム(スマホゲーム)業界がこれほど盛り上がっているのは、太客がたくさんおるからでもあるやろうな。
富の偏在
中国なんかはもっと進んでいて、高額課金者に「何が欲しいですか?」って直接聴いちゃうらしい。
VIPを積極的に優遇していく感じだね。
無課金で遊ぶやつらがどれだけいても仕方ないので、お金を使ってくれる人に積極的に投資する。
好きな考え方じゃあないけど、ビジネスとしてやっていく上では仕方ないのかもなあ、と思ってしまう。
うらやましいなあ。僕はゲームおじさんだけど、大量のお金を手に入れたら、さすがにゲーム課金には使わずに美味しいものをたくさん食べるよ。
なんでみんながソシャゲに課金するのか?
ゲームのスゴイところは、単なるデータを「価値」にしてしまえるところ。
まずは面白いゲームにハマってもらって、そのゲームが好きな人が多いからこそ、ゲーム内の希少なアイテムが「レア」になる。
「こんなものただのデータやんけ、アッホらし〜」って馬鹿にする人もおるかもしれんけど、そんなこと言うたら人間だってただのデータやからね?
高学歴の人とかスポーツ選手をスゴイ!って思うのも、アイドルに憧れてしまうのも、結局は幻想であって、ゲーム内のレアアイテムを求めるのとあんまり変わらんと思うわ。
「価値」をお金で買いやすい世界
ただ、現実では、お金を払ってもスポーツ選手になれるわけではないし、トップクラスのアイドルと結婚するのも難しいと思う。
でもゲームの世界やったら、数億円払えば自分がその世界のトップになることができるんや!
そう考えたら、たかがゲームにたくさん課金する人がおってもおかしくはないやろ?
世の中には「金持ち」っちゅう人種がそれなりにおって、ワシら一般人と違って、数億円なんてのははした金に過ぎないんや!
ソーシャルゲーム課金の問題点
お金持ちがたくさん使うのは、完璧に良いことしかないと、個人的には思っとる。
業界に金が流れ、市場が潤い、みんなが幸せになれるからや。そういう「価値」を作り出せたっちゅうことで、ゲーム作ってる側の人間としても誇りを持てる。
ただ一方で、貧乏で翌月の生活費に事欠くかもしれんっていう人が、意外とゲームに金をつい使ってしまいがちというデータもあって、そういう弱い人もまた、ゲームの課金に引き寄せられてしまう傾向にある。
そう考えると、ちょっと複雑な気持ちや……。